下田生素(読み)シモダ セイソ

20世紀日本人名事典 「下田生素」の解説

下田 生素
シモダ セイソ

江戸時代末期・明治期の陶工



生年
弘化3年(1846年)

没年
大正4(1915)年10月

出身地
尾張常滑(愛知県)

経歴
陶法を岩田彦八に学ぶ。松本久右衛門の工場に入る。明治13年頃、龍巻浮模様創案し、海外輸出。27年名古屋の富士見焼に従事したがのち備前伊部陶器会社に赴く。42年岡山に招かれ彫刻物をつくっていた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「下田生素」の解説

下田生素 しもだ-せいそ

1846-1915 幕末-明治時代の陶工。
弘化(こうか)3年生まれ。尾張(おわり)(愛知県)常滑(とこなめ)の人。陶法を岩田彦八にまなび,明治13年ごろ雲竜の浮き模様を創案。名古屋の富士見焼に従事し,岡山県の伊部(いんべ)陶器会社でも彫刻物を製作した。大正4年10月死去。70歳。通称は常次郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android