下真手村(読み)しもまてむら

日本歴史地名大系 「下真手村」の解説

下真手村
しもまてむら

[現在地名]宮川村下真手

焼飯やきい(現大台町)の西、宮川の左岸にある。文禄検地帳(徳川林政史蔵)に「三瀬谷真手猿飼」と記されている。猿飼さるかいは当村東部の地名で、元禄郷帳には猿飼村、同村枝郷として里村・道かと新田が記される。当村の開発の史料として元禄一六年(一七〇三)新田畑未改検地帳(同蔵)が伝わる。天保郷帳には真手村一村が記され、下真手村を上真手村の属邑とする場合もあった(五鈴遺響)。明治二年(一八六九)大指出帳(徳川林政史蔵)によれば家数五二、人数一六七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android