下聞(読み)カブン

精選版 日本国語大辞典 「下聞」の意味・読み・例文・類語

した‐ぎき【下聞】

  1. 〘 名詞 〙 あらかじめ聞いておくこと。
    1. [初出の実例]「朋友(ともだち)先生令嬢を娶りたいに就いて下聴(シタギキ)に来たものを、聞かせない、と云ふも依怙地なり」(出典婦系図(1907)〈泉鏡花〉前)

か‐ぶん【下聞】

  1. 〘 名詞 〙 目下の者にものをたずねること。下問。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「大家作家なりしかど聊も下問(カブン)を恥る事なき生質(むまれつき)なり」(出典:授業編(1783)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む