日本歴史地名大系 「下谷善養寺門前」の解説 下谷善養寺門前したやぜんようじもんぜん 東京都:台東区旧下谷区地区下谷善養寺門前[現在地名]台東区下谷一丁目下谷坂本(したやさかもと)町一丁目西側の南にある。天台宗善養寺の門前に成立した町屋。善養寺は天長年間(八二四―八三四)の創建、開山は慈覚大師といわれる。往古は上野山内にあったが、寺地が寛永寺境内に入ったため当地へ移転した。境内一千坪余のうち三五八坪が門前町屋、三二八坪余が預地である(寺社備考)。享保二年(一七一七)に裏山の傾斜地など二四三坪余が御用地として収公、斜面の九三坪を除く一五〇坪余が代地として下賜され、翌三年に町屋をつくることが許された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by