下長谷村(読み)しもながたにむら

日本歴史地名大系 「下長谷村」の解説

下長谷村
しもながたにむら

[現在地名]三原村下長谷

上長谷村の南方、三原川と同河川に西から流入する皆尾みなお川との合流点を中心に展開する村で、三原郷一村。「土佐州郡志」は「東西二里南北四十町許、戸凡六十、其土交砂」と記す。

天正一八年(一五九〇)の三原郷地検帳に「下永谷村」と小村「アイサイ村」を含めて下永谷村とみえ、検地面積三六町二反余、屋敷数三〇うち居屋敷一五。すべて「御直分」とされる。江戸時代の当村は元禄郷帳によると本田高三六二石余。正徳六年(一七一六)の大庄屋差出(生城文書)では反別四九町二反(うち新開分一三町)、家数六六、人数二八三、運上物に竹九五荷、雁皮一千三〇〇匁、茶株五千七三一株、椿株六四株、麻苧一万貫があり、牛二六、馬五二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android