下香貫村(読み)しもかぬきむら

日本歴史地名大系 「下香貫村」の解説

下香貫村
しもかぬきむら

[現在地名]沼津市下香貫・香貫かぬきおか

上香貫村の南、徳倉とくら(二五六・九メートル)に位置し、西は我入道がにゆうどう村、南は志下しげ村。当村南東部の牛臥うしぶせ山の北・東麓には、当村に取囲まれるように善太夫ぜんだゆう新田がある。南西は海(駿河湾)に面し、我入道村境から志下村境にかけての海浜(島郷)には松林が続いている。上香貫村と同様中世には香貫郷として推移し、近世領主の変遷も同村に同じ(安永六年「村明細帳」楊原村沿革誌など)。寛永改高附帳によると田高四八二石余・畑高二五六石余、ほかに上香貫村霊山りようぜん寺領高二一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android