下鴨村(読み)しもがもむら

日本歴史地名大系 「下鴨村」の解説

下鴨村
しもがもむら

[現在地名]左京区下鴨〈泉川いずみがわ町・狗子田いのこだ町・うめ町・膳部かしわべ町・上川原かみがわら町・岸本きしもと町・北芝きたしば町・北園きたぞの町・北茶きたちや町・北野々神きたののがみ町・貴船きぶね町・神殿こうどの町・芝本しばもと町・下川原しもがわら町・高木たかぎ町・蓼倉たでくら町・塚本つかもと町・中川原なかがわら町・西梅にしうめ町・西高木にしたかぎ町・西林にしばやし町・西半木にしはんぎ町・西本にしもと町・はぎ垣内かきうち町・半木はんぎ町・東梅ひがしうめ町・東岸本ひがしきしもと町・東高木ひがしたかぎ町・東塚本ひがしつかもと町・東半木ひがしはんぎ町・東本ひがしほん町・東森ひがしもりまえ町・本町ほんまち前萩まえはぎ町・まつ町・松原まつばら町・水口みなくち町・南芝みなみしば町・南茶みなみちや町・南野々神みなみののがみ町・宮河みやかわ町・宮崎みやざき町・もりまえ町・森本もりもと町・夜光やこう町・梁田やなだ町〉

北は松ヶ崎まつがさき上賀茂かみがも(現北区)両村、東は高野たかの川、西は賀茂川、南は高野川・賀茂川の合流点。高野川と賀茂川の沖積地で、水田と多少の蔬菜を栽培した。

「続日本紀」宝亀一一年(七八〇)四月二六日に「山背国愛宕郡人正六位上鴨禰宜真髪部津守等一十人賀茂県主」とみえ、平安遷都以前からの鴨氏の居地であり、村名も同地にある賀茂御祖かもみおや(下鴨神社)に由来する。古代の愛宕郡蓼倉たてくら郷に属し、寛仁元年(一〇一七)一一月二五日に朝廷より賀茂御祖社領として寄進されたことが「小右記」寛仁二年一一月二五日条にみえ、中世には一般に下賀茂と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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