不亡鈔(読み)ふぼうしょう

改訂新版 世界大百科事典 「不亡鈔」の意味・わかりやすい解説

不亡鈔 (ふぼうしょう)

朱子学者室鳩巣の作とされる随想録。4巻。成立年代は不明。学問礼楽師範孝養,育児,忠義,主君,農工商,制禁,奉行武士平常,戦場,追腹等の諸項目にわたって,学問や家,為政,武士についての著者の見解を記している。文中に〈聖人の道は赤子の心〉〈天地万物同源一流〉などの朱子学とは異なった思想が述べられていて,偽作説の根拠ともなる。写本で伝えられた。《日本経済叢書》《日本経済大典》所収。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 衣笠

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む