精選版 日本国語大辞典 「不知火の」の意味・読み・例文・類語 しらぬい‐のしらぬひ‥【不知火の】 枕 ( 上代の枕詞「しらぬひ」に「の」を付けて五音になったもの )① 国名「筑紫(つくし)」にかかる。「知らぬ」の意味をかけて用いることが多い。[初出の実例]「しらぬひのつくしのわたは身につきてまたは着ねども暖かに見ゆ」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)五)② 「筑紫(つくし)」と同音の「尽くす」の意にかけていう。[初出の実例]「波の枕や下(しも)の関、なを行く先はしらぬひの心づくしにこひわたる」(出典:歌謡・松の葉(1703)二・あだ枕)不知火のの語誌→次項「しらぬい」の語誌 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例