不足前(読み)タラズマエ

デジタル大辞泉 「不足前」の意味・読み・例文・類語

たらず‐まえ〔‐まへ〕【足前】

《「たらずまい」とも》足りない分。不足分。また、不足を補充する分。たしまえ。
「稼いでも稼いでも、朝夕出入に―を責められ」〈柳浪黒蜥蜴

たらず‐まい【前】

たらずまえ(不足前)

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精選版 日本国語大辞典 「不足前」の意味・読み・例文・類語

たらず‐まえ‥まへ【不足前】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「たらずまい」とも ) 不足な分。不足な分を補充する分。たしまえ。たらずめ。
    1. [初出の実例]「夕立や是はきのふの足す前〈杜旭〉」(出典:俳諧・はつたより(1702))
    2. 「日外(いつぞや)そなたを請出せしたらずまへの金子三百両」(出典浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)一)

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