最新 地学事典 「不連続褶曲」の解説
ふれんぞくしゅうきょく
不連続褶曲
discontinuous folding
広域的な地殻の変形の,二つの基本的様式の一つとして,V.V.Beloussov(1954)によって与えられた名称。連続褶曲の対。基本的特徴は,1)褶曲の不連続性あるいは局地性。一般に,ドーム・短軸背斜などが独立して分布する。2)背斜と向斜の不均等な発達。一般に凸部が独立して現れ,凹部は残留凹地としてのみ存在する。3)線状性の欠如。4)水平運動の同方向性の欠如,など。自形(idiomorphic)褶曲と同義。古くからの呼称であるドイツ型またはゲルマン型褶曲・クラトーゲン(cratogenic)褶曲・台地(platform)褶曲・ドーム(domical)褶曲およびN.S.Shatsky(1945)の平背斜(placoanticline)および平向斜(placosyncline)とも基本的には同義。台地に典型的な褶曲様式だが,連続褶曲との間に種々の中間型褶曲がある。参考文献:V.V.Beloussov(1954, 1956訳) 構造地質学Ⅰ, 築地書館
執筆者:垣見 俊弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

