プラットフォーム(読み)ぷらっとふぉーむ(英語表記)platform

翻訳|platform

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プラットフォーム」の意味・わかりやすい解説

プラットフォーム(コンピュータ)
ぷらっとふぉーむ
platform

コンピュータ用語で、コンピュータシステムの基盤そのものを意味する。ハードウェアとしてのコンピュータ本体から、オペレーティングシステムOS)までを含み、どのような系統に属したコンピュータシステムであるかを明確に分ける場合によく使われる。たとえば、コンピュータはCPU中央処理装置)やMPUなどの装置や多くの構成部品によって、Windows(ウィンドウズ)やMac OS(マックオーエス)などのOSの種類もあらかじめ決まっている。アプリケーションプログラムapplication programもまた、それぞれのコンピュータで動作するように限定したOS専用につくられている。このような系統や属性が「コンピュータのプラットフォームの違い」とされる。複数の種類のOSで動作するハードウェアやアプリケーションプログラムは、クロスプラットフォームcross platform対応あるいはマルチプラットフォームmulti-platform対応といわれる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラットフォーム」の意味・わかりやすい解説

プラットフォーム
platform

海底油田やガス田を開発する際に,洋上に建設する鋼構造物の総称。上に搭載されるのは,その用途に応じて掘削機,居住設備,発電設備,油・ガス処理設備,油・ガス生産設備,ヘリコプタデッキなどで,油田の規模に応じて何基も設置される場合もある。一般に固定式のジャケット型が使用されるが,ほかに重力型,浮遊式,甲板昇降式などがある。用途に応じてプロダクション・プラットフォーム,アコモデーション・プラットフォームなどと呼ばれる。深海域での海洋開発の必要性から,深層での利用を中心としたテンションレッグ・プラットフォームや,ガイドタワーなども実用化されるようになった。

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