世界革命論(読み)せかいかくめいろん(その他表記)world revolution

山川 世界史小辞典 改訂新版 「世界革命論」の解説

世界革命論(せかいかくめいろん)

マルクスの考えでは,社会主義革命世界革命として実現されることになっていたが,1917年ロシア革命は孤立した革命に終わった。そこで24年にスターリンがソ連一国でも社会主義建設は完了できるという理論を打ち出したのに対して,トロツキーらが世界革命なしには社会主義は最終的に実現できないと主張した。

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旺文社世界史事典 三訂版 「世界革命論」の解説

世界革命論
せかいかくめいろん
world revolution

共産主義運動における革命理論。革命を一国規模でなく,国際的・世界的な同時遂行という形でとらえる思想
後進資本主義国ロシアで1917年にプロレタリア革命が成功したため急速に具体化し,コミンテルン結成に発展した。トロツキーがこれを推進したが,スターリンの一国社会主義論が優越したために後退した。1960年代以後の新左翼ゲバラの革命論では,世界革命論が強調されている。

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