世話焼(読み)セワヤキ

デジタル大辞泉 「世話焼」の意味・読み・例文・類語

せわ‐やき【世話焼(き)】

好んで他人世話をすること。また、その人。世話ずき。
必要以上に人の面倒をみたがること。また、その人。おせっかい。
世話人」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世話焼」の意味・読み・例文・類語

せわ‐やき【世話焼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他人のために、好んで骨を折ること。また、その人。世話好き。または、相手が望まないのに、必要以上にめんどうをみたがること。また、その人。おせっかい。
    1. [初出の実例]「世話やきの膳にちりけり山桜〈范孚〉」(出典:俳諧・柿表紙(1702)上)
    2. 「なんだ、此のおてばの世話(セワ)やき婆め」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
  3. せわやく(世話役)
    1. [初出の実例]「世話やきに女の交るはやり神」(出典:俳諧・眉斧日録(1752‐56)二)
    2. 「せわやき講中と見へたるが壱人」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android