両山寺村(読み)りようさんじむら

日本歴史地名大系 「両山寺村」の解説

両山寺村
りようさんじむら

[現在地名]中央町両山寺

大垪和東おおはがひがし村の北東にある。二上ふたかみ(六八九・二メートル)中腹に高野山真言宗両山寺があり、この寺が村名のもとにもなり、村の生活の中心でもある。元禄一〇年(一六九七)の美作国郷村帳に村名がみえず、享保二年(一七一七)の「美作鬢鏡」に高一六八石余とあるので、この間に大垪和東村から分村したと考えられる。領主の変遷は和田北わだきた村と同じ。明治元年(一八六八)の鶴田藩立藩による藩士の分住は四家族であったが、のち下打穴西下しもうたのにししも村へ移る(浜田町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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