20世紀日本人名事典 「並河成資」の解説 並河 成資ナミカワ シゲスケ 大正・昭和期の稲品種改良家 生年明治30(1897)年8月16日 没年昭和12(1937)年10月14日 出生地京都府 学歴〔年〕東京帝大農学科〔大正13年〕卒 経歴農林省農事試験場に入り、昭和6年新潟県長岡市の農試水稲試験地主任技師として“農林1号”を育生。早生、多収、良質の3つの長所を兼備したイネの画期的な優良品種で、越後平野の米作を安定させ、全国的に注目された。これが戦後改良されて“コシヒカリ”となった。7年兵庫県姫路市の農試中国試験地コムギ育種主任に栄転したが、京都郊外で謎の自殺を遂げた。第2次大戦後、顕彰会が結成され、新潟県農事試験場に胴像が立てられた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「並河成資」の解説 並河成資 なみかわ-しげすけ 1897-1937 昭和時代前期の品種改良家。明治30年8月16日生まれ。新潟県農事試験場の技師として,技手の鉢蝋清香の協力を得て,昭和6年極早生・多収・良質の水稲品種「農林1号」を育成した。農林省農事試験場中国小麦試験地にうつり,小麦の育種研究にあたるが,昭和12年10月14日自殺。41歳。京都出身。東京帝大卒。 並河成資 なみかわ-なりすけ ⇒なみかわ-しげすけ 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by