中今(読み)ナカイマ

デジタル大辞泉 「中今」の意味・読み・例文・類語

なか‐いま【中今】

神道における歴史観の一。時間の永遠の流れのうち中心点として存在する今。単なる時間的な現在ではなく、神代を継承している今。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中今」の意味・読み・例文・類語

なか‐いま【中今】

〘名〙 過去未来中間にある今。今の世。すぐれた世として、当世を賛美していう語。
続日本紀‐和銅元年(708)正月一一日・宣命「高天原より天降り坐(ま)しし天皇(すめら)御世を始めて中今に至るまでに」
[補注]「なかごろ(中頃)①」と「いま(今)」の意とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android