日本歴史地名大系 「中分村」の解説 中分村なかぶんむら 埼玉県:上尾市中分村[現在地名]上尾市中分一―六丁目・中分・泉台(いずみだい)三丁目・藤波(ふじなみ)一―四丁目・領家(りようけ)藤波村の南東にある。集落は大宮台地上に立地。村域は南北に細長く、江(え)川の支谷が幾つもの溺れ谷を形成している。足立郡石戸(いしと)領に属する(風土記稿)。近世初期には東隣の小泉(こいずみ)村とともに藤波の内に含まれて中藤波といい(風土記稿)、天正一九年(一五九一)以降旗本牧野領。田園簿でも藤波村に含まれる。元禄郷帳では藤波村枝郷と注記され中分村とある。検地は天正一九年(「藤波之郷御縄打水帳写」矢部家文書)のほか、元和六年(一六二〇)・寛文七年(一六六七)実施を伝える(風土記稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by