日本歴史地名大系 「中和村」の解説 中和村ちゆうかそん 岡山県:真庭郡中和村面積:四七・七三平方キロ郡の北東部に位置し、北は鳥取県東伯(とうはく)郡三朝(みささ)町・関金(せきがね)町、東は苫田(とまた)郡奥津(おくつ)町、南は同郡富(とみ)村、西は八束(やつか)村・湯原(ゆばら)町と接する。蒜山(ひるぜん)高原の東部にあたり、村域の八八パーセントは山林で、東部には津黒(つぐろ)高原が広がる。中央部を下和(したお)川が南西流し、村の西端で、昭和二九年(一九五四)に旭川を堰止めて誕生した湯原湖の東岸に流入する。同川の流域に沿ってわずかに農地が開ける。近世には五村で構成され、全村が大庭(おおば)郡に属した。特産としては煙草(山中煙草)があげられ、鉄山の開発も行われている。享保一一年(一七二六)の山中一揆では村域から参加者が出ている(「津山騒動記」白石文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by