中尾平七(読み)なかお へいしち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中尾平七」の解説

中尾平七 なかお-へいしち

1806-1890 江戸後期-明治時代の社会事業家。
文化3年生まれ。生地因幡(いなば)(鳥取県)若桜(わかさ)村ではじめた醤油(しょうゆ)醸造で財をなす。それを投じて蛇切淵(じゃきりぶち)道の新設,茗荷谷(みょうがだに)村での新田開発をすすめる。凶作の安政4年には玄米200俵を分配するなど,困窮者の救済にも力をつくした。明治23年7月3日死去。85歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android