中山信吉(読み)なかやま のぶよし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中山信吉」の解説

中山信吉 なかやま-のぶよし

1576-1642 織豊-江戸時代前期の武将
天正(てんしょう)4年生まれ。中山家範(いえのり)の次男北条氏につかえた父が天正18年武蔵(むさし)八王子城で戦死し,兄照守(てるもり)とともにのがれて,のち徳川家康につかえる。慶長12年のちの常陸(ひたち)水戸藩主徳川頼房(よりふさ)の守役となり,同藩付家老をつとめた。寛永19年1月死去。67歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中山信吉の言及

【中山氏】より

…水戸藩の付家老。家譜によれば宣化天皇の裔,姓は丹治,子孫は武蔵に住し,のち中山氏を称したという。信吉のとき徳川家康に仕え,1607年(慶長12)家康の命で十一男の頼房の守役(もりやく)となり,14年頼房が水戸藩主となると,付家老となって水戸領内で1万5000石の知行地を与えられた。14代信徴(のぶあき)のとき維新政府のもとで,1868年(明治1)1月,他の三家付家老とともに藩屛に列せられ,2万5000石の松岡藩として独立した。…

※「中山信吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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