朝日日本歴史人物事典 「中山績子」の解説
中山績子
生年:寛政7.2.10(1795.3.30)
幕末維新期の女官。中山愛親の娘。初名は美禰。のち愛子,績子。文化4(1807)年東宮(のち仁孝天皇)に出仕し,上臈となり高松局と称した。孝明天皇の践祚に当たり大典侍となる。嘉永1(1848)年伏見宮邦家親王の王子嘉彰親王(のち小松宮),能久親王(のち北白川宮)が仁孝天皇の養子となった際,その養母代となる。明治2(1869)年正三位。明治天皇の生母中山慶子は兄忠尹の曾孫に当たる。<著作>『中山績子日記』
(久保貴子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報