中川芳太郎(読み)ナカガワ ヨシタロウ

20世紀日本人名事典 「中川芳太郎」の解説

中川 芳太郎
ナカガワ ヨシタロウ

明治〜昭和期の英文学者



生年
明治15(1882)年5月10日

没年
昭和14(1939)年7月10日

出生地
愛知県名古屋市

学歴〔年〕
東京帝大英文科〔明治39年〕卒

経歴
母校の第八高等学校で教え、定年退官まで勤めた。同期小山内薫、森田米松(草平)、辻村鑑らがいる。夏目漱石弟子で、卒業論文に漱石は最高点をつけた。漱石の「文学論」は中川講義ノートから原稿を書き、漱石が校閲した。著書に「英文学風物誌」「欧羅巴文学を併せ観たる英文学史」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中川芳太郎」の解説

中川芳太郎 なかがわ-よしたろう

1882-1939 明治-昭和時代前期の英文学者。
明治15年5月10日生まれ。東京帝大で夏目漱石(そうせき)の講義をうけ,漱石の依頼で講義ノートをもとに「文学論」の原稿をまとめた。明治41年八高教授。昭和14年7月10日死去。58歳。愛知県出身。東京帝大卒。著作に「英文学風物誌」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android