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中性水素雲 ちゅうせいすいそうん

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百科事典マイペディアの解説

中性水素雲【ちゅうせいすいそうん】

銀河の中を埋め尽くしている中性水素の濃度が特に高い部分。電波天文学の発達により明らかにされたもの。銀河系の腕の部分に多く存在する。

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デジタル大辞泉の解説

ちゅうせい‐すいそうん【中性水素雲】

中性水素ガス雲

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうせいすいそうん【中性水素雲 neutral hydrogen cloud】

銀河の中を埋めつくしている中性水素ガスのとくに濃い部分をいう。電波天文学の発達により1944年から51年にかけてその存在が明らかになった。中性水素雲は,銀河の腕のところにたくさんあり,銀河系の渦巻構造が中性水素の出す21cm放射(1420MHz)の観測によってはじめて明らかになった。それまでの光学望遠鏡では,円板方向に沿っては太陽系からあまり遠くは見通せなかったのである。その後の観測によって,中性水素雲は,銀河系に存在するいろいろな原子や分子の中でもっともまんべんなく円板状ないしは渦巻状に分布していることがわかり,観測される電波の周波数の偏差(ドップラー効果)から中性水素雲の運動がわかり,それらによって,銀河系の中の一般的ガス雲の回転速度の分布や,中心に対して膨張しているリング状のアーム(腕)などが見つかった。

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