中押し(読み)チュウオシ

デジタル大辞泉 「中押し」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐おし【中押し】

囲碁で、負けを認めて終局前にその対局を放棄すること。なかおし。「中押し勝ち」

なか‐おし【中押し】

ちゅうお(中押)し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中押し」の意味・わかりやすい解説

中押し
ちゅうおし

囲碁用語。対局の終盤にいたらない前に一方が負けを認めた勝負。「ちゅうおし」と読み,「なかおし」と読まないのは「途中で押切る」という意味からである。古くは「たくさん勝つこと」を意味したこともあるが,現在は「作り碁 (最後まで打って何目差か計算する碁) 」に対し,計算しないで勝負の決ることを意味する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android