日本歴史地名大系 「中書島遊郭」の解説 中書島遊郭ちゆうしよじまゆうかく 京都市:伏見区伏見町第四区東柳町・西柳町中書島遊郭[現在地名]伏見区東柳町・西柳町阿波橋(あわばし)西方の柳(やなぎ)町・泥(どろ)町の両遊郭を元禄一三年(一七〇〇)に移したもの。柳町遊郭は、寛永三年(一六二六)に柿木浜(かきのきはま)町から移された経緯をもっていた。柿木浜町の遊女たちは、伏見九郷時代の船戸(ふなど)(船津(ふなつ))村からの伝統を引く水辺の遊女の系譜をもち、中書島もまた、宇治川や淀(よど)川を往来する船頭や船の乗客たちを主な顧客とした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by