中根淑(読み)ナカネキヨシ

精選版 日本国語大辞典 「中根淑」の意味・読み・例文・類語

なかね‐きよし【中根淑】

  1. 漢学者。旧幕臣。香亭と号した。金港堂編集長として二葉亭四迷の「浮雲」を出版。その著書「日本文典」は、西洋の文法の影響が強いが、国語研究の体系を立てようとした意図は評価される。天保一〇~大正二年(一八三九‐一九一三

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中根淑の言及

【送り仮名】より

…しかし実際に書く場合は,少なく送る方がスペース,手間からいって楽であるから,その間の調節がむずかしい。中根淑はその著《日本文典》(1876)の中に〈送り仮名法則〉を付した。それは後《送仮名大概》(1895)として公にされた。…

※「中根淑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む