日本歴史地名大系 「中石堂町」の解説 中石堂町なかいしどうまち 福岡県:福岡市博多区博多・博多津石堂町流中石堂町[現在地名]博多区中呉服町(なかごふくまち)中間(なかま)町の東、唐津街道に沿う両側町。東は官内(かんない)町を経て博多津中の出入口の石堂口門に至る(福岡博多近隣古図)。町名は「いにしへ博多に七堂と号する所有。普賢堂、辻堂、石堂、奥堂、茅堂、脇堂、瓦堂なり。是古仏堂の在し所と云。今は仏堂はなくして、町の名のみ残れり」とか(続風土記)、「昔、石の堂ありし故町の名とす」とかいう(石城志)。慶長一五年(一六一〇)の御祓賦日記(神宮文庫蔵)に「いしたう」の銀台助右衛門尉ら四名がみえる。元禄三年(一六九〇)の家数二二(続風土記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by