中谷翫古(読み)ナカタニ ガンコ

20世紀日本人名事典 「中谷翫古」の解説

中谷 翫古
ナカタニ ガンコ

明治〜昭和期の彫刻家



生年
明治1年(1868年)

没年
昭和12(1937)年5月3日

出生地
安芸国広島(広島県)

本名
中谷 房吉

経歴
鈴木年基浮世絵を、父・省古に彫刻を学ぶ。のち奈良の古仏像の彫法を見て彫刀に専念し、明治26年上京して彫刻家・竹内久一入門。以来、帝展その他の展覧会に出品して入選を重ね、宮内省に買い上げともなる。木彫に日本絵の具を施す美人風俗像を得意とした。東京美術協会の終身会員。作品に「寛永くぐつ」「恐怖」「百万」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中谷翫古」の解説

中谷翫古 なかたに-がんこ

1868-1937 明治-昭和時代前期の彫刻家。
明治元年生まれ。鈴木年基に浮世絵を,父省古に彫刻をまなぶ。明治26年上京して竹内久一に入門。木彫に日本絵の具をほどこす美人風俗像を得意とした。昭和12年5月3日死去。70歳。安芸(あき)(広島県)出身本名は房吉。作品に「寛永のくぐつ」「恐怖」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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