日本歴史地名大系 「中野河岸」の解説
中野河岸
なかのかし
曾根領の所持舟数は古来一八艘あり(「小糸川十分一発由緒」尾車自治会文書)、享保一四年(一七二九)には市場村の舟持が一九艘もっていた(「川舟名題証文」清和公民館文書)。延享四年(一七四七)舟持が陣屋代官に出した願書(星野家文書)によれば、同村舟持たちは年末御用の役船の印札を受けて運漕を行ってきたが、近年運上請負方手船が多くなったため座船が減少した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報