丸ボイラー(読み)まるぼいらー

日本大百科全書(ニッポニカ)「丸ボイラー」の解説

丸ボイラー
まるぼいらー

太い円筒形ボイラー円筒を縦にし下部に焚き口をつけた立て型ボイラーと、円筒を横にした横型とがある。太い円筒内に水を入れ、その中に炉筒を入れ、炉筒内に設けた火格子上で石炭を燃焼させるようになっている。横型で炉筒が1本のものをコルニッシュボイラーCornish boilerといい、2本のものをランカシャーボイラーLancashire boilerという。燃焼ガスは炉筒からいったん外に出るが逆流し、ボイラー胴の外部を暖めてから煙突に行くようになっている。ボイラー胴の直径は1~3メートル程度で蒸気圧も低いが構造が簡単なうえ、点検、掃除が容易、寿命も長いので工場用として小規模のものに使用されている。

[中山秀太郎]


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デジタル大辞泉「丸ボイラー」の解説

まる‐ボイラー【丸ボイラー】

内部石炭をたく炉筒や煙管がある円筒形のボイラー。低圧・小容量の場合に使用。炉筒ボイラー・煙管ボイラーなど。

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世界大百科事典内の丸ボイラーの言及

【ボイラー】より

…ここでいうまでもなく,原動所熱効率は蒸気原動機入口の蒸気の圧力と温度がともに高くなればなるほどよくなる。その後ボイラーは漸次改良されて,19世紀初頭には,後述の丸ボイラーのおもな形式が出そろうようになり,この形式のボイラーはその後本質的な変化なく今日に至っている。一方,水管ボイラーについては,その最初の試みは18世紀末にさかのぼるが,水循環が確実で実用に耐えるものは19世紀中葉に至って実現された。…

※「丸ボイラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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