丹前姿(読み)タンゼンスガタ

デジタル大辞泉 「丹前姿」の意味・読み・例文・類語

たんぜん‐すがた【丹前姿】

江戸初期に流行した旗本奴町奴などの風俗丹前風呂湯女ゆな勝山かつやまの姿に起こったものという。丹前風勝山風。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「丹前姿」の意味・読み・例文・類語

たんぜん‐すがた【丹前姿】

〘名〙 (丹後殿の前の姿の意) 遊冶郎(ゆうやろう)侠客などの広袖(ひろそで)のゆったりとした伊達姿(だてすがた)。江戸初期、江戸神田堀丹後守の邸前にあった風呂屋湯女(ゆな)勝山の姿にはじまるという。丹前風。丹前いでたち。
譬喩尽(1786)三「丹前姿(たんゼンスガタ)とは前髪若衆をいふ」

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