丹前姿(読み)タンゼンスガタ

精選版 日本国語大辞典 「丹前姿」の意味・読み・例文・類語

たんぜん‐すがた【丹前姿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 丹後殿の前の姿の意 ) 遊冶郎(ゆうやろう)侠客などの広袖(ひろそで)のゆったりとした伊達姿(だてすがた)。江戸初期、江戸神田堀丹後守の邸前にあった風呂屋湯女(ゆな)勝山の姿にはじまるという。丹前風。丹前いでたち。
    1. 丹前姿〈大和耕作絵抄〉
      丹前姿〈大和耕作絵抄〉
    2. [初出の実例]「丹前姿(たんゼンスガタ)とは前髪若衆をいふ」(出典譬喩尽(1786)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む