丹花の唇(読み)たんかのくちびる

精選版 日本国語大辞典 「丹花の唇」の意味・読み・例文・類語

たんか【丹花】 の=唇(くちびる)[=口付(くちつ)き]

(「たんか(丹果)の唇」の転用か) 赤い花のように、赤く美しいくちびる。美人のくちびるをたとえていう。朱唇
源平盛衰記(14C前)一九青黛の眉の渡りたんく口付(クチツキ)愛々敷く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「丹花の唇」の意味・読み・例文・類語

たんか‐の‐くちびる〔タンクワ‐〕【丹花の唇】

赤い花のように魅力的な美人の唇。
「薄汚なき手拭無遠慮に―を掩いし心無さ」〈露伴風流仏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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