丹霞(読み)たんか

精選版 日本国語大辞典 「丹霞」の意味・読み・例文・類語

たん‐か【丹霞】

〘名〙
太陽の光を反映する赤い靄(もや)や雲など。
懐風藻(751)秋日於左僕射長王宅宴〈藤原宇合〉「霑蘭白露未催臭、泛菊丹霞自有芳」 〔江掩‐雑体
香木の名。分類伽羅(きゃら)香味は苦酸。六十一種名香の一つ。
※志野宗信筆記(春道秘伝所収)(1501か)「丹霞(タンカ) 拙子尋出子細申上 三条殿江得尊意号丹霞也」

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普及版 字通 「丹霞」の読み・字形・画数・意味

【丹霞】たんか

日の出没するときの陽光で、赤くみえる雲気。魏・文帝〔芙蓉池の作〕詩 丹霞、を夾(さしはさ)み 星、雲に出づ 上天、光を垂る 五色、一に何ぞ鮮やかなる

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