主柄(読み)ヌシガラ

デジタル大辞泉 「主柄」の意味・読み・例文・類語

ぬし‐がら【主柄】

その人の品位人品じんぴん
和歌は―なむ、をかしさはまさるといふらむやうに」〈栄花・輝く藤壺

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精選版 日本国語大辞典 「主柄」の意味・読み・例文・類語

ぬし‐がら【主柄】

  1. 〘 名詞 〙 その人の品位。品性人格人品(じんぴん)
    1. [初出の実例]「和哥はぬしがら南(なん)をかしさは勝ると」(出典栄花物語(1028‐92頃)かがやく藤壺)

あるじ‐がら【主柄】

  1. 〘 名詞 〙 主人人柄。また、それにふさわしいこと、様子
    1. [初出の実例]「移し植ゑし宿の梅とも見えぬかなあるじがらにぞ花も咲きける〈平経盛〉」(出典:風雅和歌集(1346‐49頃)雑上・一四四七)

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