日本歴史地名大系 「久田野村」の解説 久田野村くだのむら 福島県:白河市久田野村[現在地名]白河市久田野大(おお)村の北東、阿武隈川北岸の丘陵と同川の支流高橋(たかはし)川沿岸に位置する。集落の四方は水田に囲まれる。管野とも記された。康永二年(一三四三)と推定される一一月二八日の結城親朝譲状案(仙台結城文書)には、白河庄の内として「管野」とみえ、親朝の子朝常に譲られている。村の南側山中に山王寺山(さんのうじやま)という小字名があり、同地は白河城下馬(うま)町にあった山王寺の旧跡といわれる。同寺は搦目(からめ)城主結城白川氏の鬼門鎮護の祈願所であったとされる(白河風土記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by