…風姿文才を称せられ治部卿・中務卿などを歴任し従三位中納言に至る。天平年中,藤原宇合(うまかい)未亡人久米若売(わかめ)と密通,土佐に配流,2年有余の間展転閨中(けいちゆう)の情をつづって《銜悲藻(かんぴそう)》2巻を成したという。その事件を歌った《万葉集》巻六の時人の歌は瓦版風にもてはやされた歌として興味深い。…
※「久米若売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...