日本歴史地名大系 「久美浜県庁跡」の解説 久美浜県庁跡くみはまけんちようあと 京都府:熊野郡久美浜町久美浜村久美浜県庁跡[現在地名]久美浜町 西本町旧久美浜村の西部通称西本町(にしほんまち)の城山を背にし、北は湯島街道を挟んで久美浜湾に接する。慶応四年(一八六八)久美浜県が置かれると、小字殿町(とのまち)の代官所の土地を中心にして北と東に拡張し、構内敷地およそ七千坪、庁舎の建坪約二五〇坪となった。庁舎の裏、城山の麓に官宅などが並んだ。庁舎の造営は、元代官所の規模が小さくて不便であることに加え、窮民救済の事業の必要によって考えられたという(久美浜県庁舎落成棟札)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by