久見神社
ひさみじんじや
[現在地名]湯原町久見
字加佐見山に鎮座し、かつては牛頭天王社といい(「作陽誌」など)、現在も天王さんの通称でよばれる。旧村社。祭神は須佐之男命・大国主命のほか二座。福田神社(現八束村)などとともに大庭郡の山中四天王の一社。由緒については不詳であるが、天文一三年(一五四四)に焼失、同二一年再建の大願主は尼子晴久と伝える(湯原町史)。江戸時代は「作陽誌」によると久見村をはじめ初和・真加子(現中和村)・次樽・釘貫小川・下湯原・湯本・三世七原・田羽根の九ヵ村の氏神。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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