天王祭(読み)テンノウマツリ

デジタル大辞泉 「天王祭」の意味・読み・例文・類語

てんのう‐まつり〔テンワウ‐〕【天王祭】

悪疫よけの神とされる牛頭ごず天王の夏の祭り。陰暦6月15日を中心に行われる。牛頭天王は京都八坂神社祭神ともなっているので、祇園会祇園祭りとよぶところも多い。

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精選版 日本国語大辞典 「天王祭」の意味・読み・例文・類語

てんのう‐まつりテンワウ‥【天王祭】

  1. 〘 名詞 〙 祇園社牛頭(ごず)天王の祭。中古以来、もろもろの疫病除去の目的で陰暦六月に行なわれたもの。祇園会。祇園祭。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「江戸所々天王祭」(出典:俳諧・俳諧筆真実(1787)六月)

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事典・日本の観光資源 「天王祭」の解説

天王まつり

(宮城県亘理郡山元町)
ふるさとみやぎ文化百選 まつり編指定の観光名所。

天王祭

(栃木県さくら市)
とちぎのまつり100選」指定の観光名所。

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世界大百科事典(旧版)内の天王祭の言及

【津島祭】より

…津島神社は牛頭天王(ごずてんのう)を祭神とし疫病よけの神として著名で,京都の八坂神社,兵庫の広峰神社とともに天王信仰の中心地として,各地の夏祭に大きな影響を与えた。津島祭は天王川祭,天王祭とも称され,もとは旧暦6月14,15日に行われた。現在は,7月第4土曜日の宵祭に多くの提灯を飾った巻藁船5艘が津島楽を奏しながら天王川(天王池)を渡御する。…

※「天王祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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