久賀の石風呂(読み)くかのいしぶろ

日本歴史地名大系 「久賀の石風呂」の解説

久賀の石風呂
くかのいしぶろ

[現在地名]久賀町大字久賀 八幡

花崗岩で石室を築き、粘土で塗り込めたもので、松葉を焚き込み石室を温め、海藻を敷いた中に入るという仕組の石風呂。薬師堂の石風呂ともよばれる。国指定重要民俗文化財。

地下上申」によれば、風呂内の広さは九尺四方、入口二尺五寸に三尺で一度に一七人ほど入室することができた。中に南無阿弥陀仏の名号が書き付けてあって、この石風呂を開いたのは弘法大師と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 其儀 近世 庵主

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む