日本歴史地名大系 「久賀の石風呂」の解説 久賀の石風呂くかのいしぶろ 山口県:大島郡久賀町久賀村久賀の石風呂[現在地名]久賀町大字久賀 八幡花崗岩で石室を築き、粘土で塗り込めたもので、松葉を焚き込み石室を温め、海藻を敷いた中に入るという仕組の石風呂。薬師堂の石風呂ともよばれる。国指定重要民俗文化財。「地下上申」によれば、風呂内の広さは九尺四方、入口二尺五寸に三尺で一度に一七人ほど入室することができた。中に南無阿弥陀仏の名号が書き付けてあって、この石風呂を開いたのは弘法大師と伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by