仕組(読み)シクミ

デジタル大辞泉 「仕組」の意味・読み・例文・類語

し‐くみ【仕組(み)】

物事の組み立て。構造機構。「複雑な仕組み機械」「政治仕組み
事をうまく運ぶために工夫された計画。くわだて。「うまく買わせる仕組みになっている」
芝居小説などで、内容配置などの工夫。趣向
和漢に名ある稗官はいかん者流は、ひたすら―の皮相にとどまるをつたなしとして」〈逍遥小説神髄
[類語](1メカニズム機構仕掛け機関構造制度組織造り組み立て骨組み成り立ち構成編成組成機序機制体制体系結構コンストラクションシステム/(3プロット

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精選版 日本国語大辞典 「仕組」の意味・読み・例文・類語

し‐くみ【仕組】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「しくむ(仕組)」の連用形の名詞化。「しぐみ」とも )
  2. 計画。企て。くふう。
    1. [初出の実例]「其上山川まてのしくみとて、かいかたと云所へ船を着る」(出典:三藐院記‐文祿三年(1594)五月八日)
  3. 物事の組立て。構造。機構。
    1. [初出の実例]「従来其国に行はれたる政治の仕組を一度び覆へすは」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉七)
  4. 演劇戯曲または小説などの組立て。趣向。脚色。また、演劇で開演に先だって行なう稽古などをもいう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「移変る芝居の噂狂言のうまひ仕組(シグミ)を実(まこと)に見なし」(出典浮世草子好色一代女(1686)四)

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