久部良バリ(読み)くぶらばり

日本歴史地名大系 「久部良バリ」の解説

久部良バリ
くぶらばり

与那国島西岸、久部良くぶら集落の北約五〇〇メートルの海岸の岩場にある割れ目で、バリとは割れ目の方言。全長約一五メートル、幅一―三メートル、深さ数メートルの細長い縦穴で、平坦な地形が北側に傾斜する直前の標高一〇メートル前後の場所に形成されている。穴の周囲は穴側に傾斜するように浸食されている。久部良バリのある一帯には黒っぽい砂岩が広がっていることから、この一帯をクブラフリシ(クブラ黒石)という。新第三紀中新世の砂岩・泥岩互層からなる岩石が、北東―南西方向に走る断層線に沿って浸食されて形成されたと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む