久里洋二(読み)クリヨウジ

デジタル大辞泉 「久里洋二」の意味・読み・例文・類語

くり‐ようじ〔‐ヤウじ〕【久里洋二】

[1928~ ]漫画家アニメーション作家。福井の生まれ。本名、栗原英夫。横山泰三らに師事し、斬新なタッチ漫画話題を呼んだ。アニメーションでは次々に実験的な手法を繰り出し、国際的に高い評価を得る。アニメーション映画「人間動物園」「ゼロ発見」「部屋」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久里洋二」の解説

久里洋二 くり-ようじ

1928- 昭和後期-平成時代の漫画家,アニメーション作家。
昭和3年4月9日生まれ。横山泰三,丸尾長顕(ちょうけん)らに師事。昭和33年「久里洋二漫画集」で文芸春秋漫画賞。テレビ番組「11(イレブン)PM」のアニメのほか,数々の実験的作品により国際的に活躍する。シカゴ映画祭グランプリ(42年)など海外での受賞多数。福井県出身。文化学院卒。本名は栗原英夫。アニメ作品に「人間動物園」「殺人狂時代」など。

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世界大百科事典(旧版)内の久里洋二の言及

【アニメーション映画】より

…(1)藪下泰司の《白蛇伝》(1958)を最初とする〈東映動画〉による長編漫画がコンスタントに(年1回,夏休み用に)製作され,上映され始めたこと。(2)60年,久里洋二,柳原良平,真鍋博が〈三人のアニメーションの会〉を設立して,積極的な実験アニメの製作に乗り出したこと。(3)63年,漫画家の手塚治虫の虫プロが,毎週,国産テレビアニメの30分番組(《鉄腕アトム》)をスタートさせたこと。…

※「久里洋二」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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