デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「乗因」の解説 乗因 じょういん 1682-1739 江戸時代中期の僧。天和(てんな)2年生まれ。天台宗。信濃(しなの)(長野県)の人。比叡(ひえい)山で宣存(せんぞん)に師事し,一実神道をさずかる。江戸東叡山(とうえいざん)観善院,東漸院の住持をへて,享保(きょうほう)12年信濃戸隠山勧修院(かじゅういん)別当となる。修験(しゅげん)一実霊宗神道を提唱したが,元文3年異法とされ三宅島に流された。途中の伊豆大島で元文4年死去。58歳。法名ははじめ智権。字(あざな)は義称。著作に「戸隠神領記」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例