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三宅島 みやけじま

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三宅島
みやけじま

東京都伊豆諸島の中央部にある円形の火山島。全島が東京都三宅支庁三宅村に属する。中央の雄山 (813m) は複式火山で,カルデラ内には大路 (たいろ) 池,新澪 (しんみょう) 池の火口湖,山腹や海岸には側火口や寄生火口丘がある。

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知恵蔵2015の解説

三宅島

伊豆諸島の火山島。ほぼ20年の間隔で玄武岩質の溶岩流やスコリア(黒っぽい玄武岩質のもの)を主に山腹から噴出してきた。2000年6月26日には有感地震が多発し、西海岸の沖合で海底噴火が発生した。その後、7月8日〜8月29日に爆発的な噴火が山頂で繰り返され、直径1.5kmのすり鉢状のカルデラが山頂に形成された。噴火で噴石が飛び、低温の火砕流が出たために、9月初めには全島民が島外に避難した。その後山頂から有毒な二酸化硫黄を含む火山ガス長期間放出され、島民の帰島を妨げた。二酸化硫黄の放出量は、当初1日当たり数万tあったが、数年間に数千tに減少した。三宅村は05年2月1日に避難指示を解除し、その後1900人余りが帰島した。

(井田喜明 東京大学名誉教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

三宅島

2000年7月、島の中央部にある雄山(おやま)(標高775メートル)が噴火し、全住民が東京を中心に全国各地へ避難。4年5カ月間に及ぶ避難の間は、役場や学校も都内に移転した。島は東京から南へ約180キロ。面積は55平方キロメートルで、伊豆諸島では3番目に大きい。

(2012-12-22 朝日新聞 朝刊 東京西部 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

みやけ‐じま【三宅島】

伊豆七島の一。東京都三宅支庁三宅村をなす。面積55平方キロメートルの火山島で、噴火の記録が多い。最高峰は雄山(おやま)で標高775メートル。近世は流刑地。椿油などを特産。

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百科事典マイペディアの解説

三宅島【みやけじま】

伊豆諸島の一島。東京都三宅支庁三宅村(55.27km2,2676人。2010)をなす。中央の雄山(おやま)は標高775mの成層火山(活火山)で,多くの寄生火山,爆裂火口がある。
→関連項目御蔵島

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世界大百科事典 第2版の解説

みやけじま【三宅島】

伊豆諸島に属する島。1島で東京都三宅支庁三宅村をなす。人口3831(1995)。面積は55km2で,伊豆諸島では大島,八丈島に次ぐ。中央に成層火山の雄山(おやま)(813m)がそびえ,その山すそが海に落ちこみ島の周囲は大部分が高さ20~50mの黒色の溶岩による海食崖をなしている。島の南岸近くには大路(たいろ)池,新澪(しんみよう)池の火口湖がある。伊豆諸島の中では大島の三原山と並んで噴火の記録が最も多く,近年では1874年,1940年,62年,83年に大噴火がみられ,島内の集落にも大きな被害を与えた。

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大辞林 第三版の解説

みやけじま【三宅島】

伊豆七島の一。島全体が成層火山で、噴火の記録が多い。最高峰は雄山おやまで海抜813メートル。面積55平方キロメートル。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔東京都〕三宅島(みやけじま)


伊豆(いず)諸島中部、伊豆大(おお)島の南約62kmにある島。面積55.4km2。1島で東京都三宅村をなす。成層火山の雄()山(標高775m)がつくった火山島。江戸時代は流刑地。しばしば噴火し、山頂噴火のほか山腹噴火・海底噴火も起こし、最近では2000年(平成12)に噴火、有毒火山ガスの発生で全住民が5年近くにわたり島から避難を余儀なくされた。富士箱根(ふじはこね)伊豆国立公園に属し、釣り・海水浴野鳥観察などの観光客でにぎわう。東京から航空便・定期船便があり、三宅島一周道路が通じる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三宅島
みやけじま

東京都三宅支庁に属し、全島1村の活火山島。長円形で径7~10キロメートル、面積約55.50平方キロメートルで、伊豆諸島では面積第3位。かつての富士火山帯東日本火山帯に属し、おもに玄武岩の成層火山である。最高峰は中央火口丘の雄山(おやま)(標高は813メートルであったが、2000年の噴火活動で山頂部が消滅し、現在は775メートル)。1085年(応徳2)を皮切りに1983年まで15回の噴火の記録があるが、雄山での山頂噴火のほか、山腹~付近海底での放射状の割れ目噴火が多く、溶岩流も生じやすく、噴火のつど惨害を出した。第二次世界大戦後の1962年(昭和37)噴火は学童の島外疎開で知られ、1983年噴火では溶岩流が西海岸の集落阿古(あこ)の約7割を埋没・焼失させた。2000年(平成12)噴火では、山頂にカルデラが生じるとともに多量の有毒火山ガスが放出したため、同年9月から約4年半の全島避難が続いた。
 2000年6月地震活動が活発化、同月27日に海底で小噴火がおこり、強い地震が島外の神津(こうづ)・新島(にいじま)方面で発生し始めた。7月8日には突然山頂部が陥没するとともに水蒸気~マグマ水蒸気爆発がおきた。山頂部の陥没は8月初めまで続き、直径1.6キロメートルの雄山カルデラが出現した。マグマが地下で神津島方向に移動して、地下に空洞ができたために生じた陥没カルデラである。8月18日に最大規模の噴火があり、8月29日低温火砕流発生、9月2日全島避難指示が出され、島民は長期の避難生活を余儀なくされた。2005年2月1日避難指示は解除、同年5月より観光客の受入れを再開したが、雄山からは亜硫酸ガスの噴出が続いている。火山活動の観測は東京都、国土地理院、防災科学技術研究所などによって行われている。
 三宅島には事代主命(ことしろぬしのみこと)が渡島し、付近の島々を治めたという伝説があり、12の延喜(えんぎ)式内社があることから宮家(みやけ)島といったのが島名の起源という。また8世紀に多治比真人三宅麿(たじひのまひとみやけまろ)が流されたことによるとの説もある。江戸時代は流刑地。北西海岸の集落伊豆には弥生(やよい)文化の須和田式期の遺跡、絵島(えじま)事件の役者生島(いくしま)新五郎や国学者竹内式部(たけのうちしきぶ)の墓などもある。230種もの野鳥がいる。漁業やテングサ採取が盛んで、イセエビ、サザエや、バター、ツバキ油、ツゲ細工、シイタケなども特産であった。爆裂火口湖の太路(たいろ)池などもあり、山紫水明で、富士箱根伊豆国立公園に属す。人口2791(2009)。[諏訪 彰・中田節也]
『三宅島史編纂委員会『三宅島史』(1982・三宅村) ▽池田信道著『三宅島の歴史と民俗』(1983・伝統と現代社) ▽三谷彰著『三宅島島民たちの一年』(2001・岩波書店) ▽村栄著『三宅島 噴火避難のいばら道――あれから4年の記録』(2005・文芸社)』

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世界大百科事典内の三宅島の言及

【伊豆諸島】より

…かつては伊豆諸島以南の地も含めて漠然と豆南(ずなん)諸島と呼ばれた。相模湾口から南へ大島利島新島式根島神津島三宅島御蔵島八丈島,八丈小島,青ヶ島の順に,ほぼ南北に連なり,さらに南にはベヨネース列岩鳥島など多数の無人島や岩礁が点在し,居住のみられる島は八丈小島,ベヨネース列岩,鳥島を除く9島である。このうち式根島,青ヶ島を除いた7島は伊豆七島と呼ばれるが,この称は伊豆諸島全域の俗称としても使われる。…

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