九臓(読み)きゅうぞう

精選版 日本国語大辞典 「九臓」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ぞうキウザウ【九臓】

  1. 〘 名詞 〙 五臓(心・肝・脾・肺・腎)に、胃、膀胱、大小腸を加えた九つの臓腑。また、体の大切な九つの部分頭角耳目、口歯、胸、中肝、心、脾、肺、腎をいう。
    1. [初出の実例]「『上古(じゃうこ)九臓と称せり。今五臓六腑の目(もく)を分(わか)ちたるは後人の杜撰(づさん)なり』なんどいへる事の話もありし」(出典蘭東事始(1815)上)
    2. [その他の文献]〔周礼‐天官・疾医〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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