乱草(読み)らんそう

精選版 日本国語大辞典 「乱草」の意味・読み・例文・類語

らん‐そう‥サウ【乱草】

  1. 〘 名詞 〙 乱れて生えた草。
    1. [初出の実例]「旧池の乱草をはらひて、蛙楽を愛することありき」(出典:筑波問答(1357‐72頃))
    2. [その他の文献]〔杜甫‐薄暮詩〕

みだれ‐ぐさ【乱草】

  1. 〘 名詞 〙 植物すすき(薄)」の異名。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「堀川院〈略〉みたれ草 薄」(出典:蔵玉集(室町))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android