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乳幼児揺さぶられ症候群 にゅうようじゆさぶられしょうこうぐん shaken baby syndrome

翻訳|shaken baby syndrome

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知恵蔵2015の解説

乳幼児揺さぶられ症候群

暴力的に子供を揺さぶることにより、脳血管の破綻を起こし、結果として様々な中枢神経障害を招く状態をいう。1972年に米国の小児科医により提唱された。児童虐待の結果生じる他、泣きやまない子供に対するいら立ちから、保護者が乳幼児を激しく揺さぶることによっても発症することがある。通常の「高い、高い」やひざの上で「ぴょんぴょん」では起きることはない。乳幼児の脳血管はむち打ち運動に対してもろい。また乳幼児は相対的に頭が重く首の支えが弱いため、揺さぶり運動に対して頭を支持できない。結果として視覚障害、運動まひ、難聴、脊髄(せきずい)損傷、けいれん学習障害などを引き起こし、時には死亡することもある。2002年度に改訂された母子健康手帳に記載され、注意が喚起された。

(中村敬 大正大学人間学部人間福祉学科教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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