日本歴史地名大系 「乳穂ヶ滝」の解説 乳穂ヶ滝にほがたき 青森県:中津軽郡西目屋村田代村乳穂ヶ滝[現在地名]西目屋村田代 名坪平田代(たしろ)の中心集落の上流約五〇〇メートルの岩木川にかかる高さ三〇メートル余・幅六〇センチ余の滝で、名勝として知られる。冬期は氷結して大小の二大氷柱ができる。その状態が乳穂に似ていることから、大きいほうを粳乳穂(うるちにほ)、小さいほうを糯乳穂(もちにほ)という。古来旧正月一七日には藩の使者が結氷のさまを描写して藩侯に報告し、その年の豊凶を占う習わしがあったので、世の中滝ともよんだ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by